気持ちの変化は脳の指示

前回の記事の続きの高校生。
ここからは診断の様子です。
ご本にいわく、起きて1時間勉強をし、学校へ行きクラブをし、帰ってから勉強をしての繰り返しが虚しく感じていると。
友人や家族には不満はないと。
始めにお話を聞いてから1週間後、1週間学校を休み学校へも3日前より行き始めてはいるものの、クラブは辞めていました。
「何故クラブを辞めたんですか」という問いに。
今の生活では、体の負担になっていると感じ、体力的にも無理だと判断したようです。
そこでセロトニン診断をさせて頂きました。
好きな事をしたり、何も考えずにボーっとする時間はとても必要。
音楽を聴いて泣くことも大事。
危うい時期であるにも関わらず、私の話を真剣に聞いてくれました。
また、学校で受けたカウンセリングでは、とにかく外へ出て歩きなさいと言われたようです。
高校2年生の彼には、心理学診断は心に届かない気がし。
お母さんの話でも、占いとか心理テストの類も興味が無いとは聞いていました。
それでもお話を聞いてくれる彼の気持ちに寄り添いたいと。
「心って自分の思い通りにはなりません」という言葉に彼は???
それは全て脳が判断して指示を出しているから。
自分でこんなはずではない、頑張らないといけないと思っても、体は脳が出した指示通りに動いてしまうということをお話させて頂きました。
すると彼の反応に変化出始めてきました。
脳がどんな成分を出して、どういう経路で何処にキャッチされるか。
どんなことがストレスになり、その人を苦しめるかについてわかりやすい言葉で説明。
脳のシステム、伝達、経路、受容体に関係していくつかの話にも良い反応を示してくれました。
だから香りでできることがあるのだと説明。
嗅神経は再生される、擦り込むように香りを送り続けることが大切です。
最後に、生まれ持った性格が悪いわけでも、考え方が間違っているのでもありません。
頭の中では絶え間なくアクセルを踏んだり、ブレーキをかけたりしてバランスを取っています。
そのバランスがちょっとしたきっかけで崩れ出し、疾患につながってしまいます。
知らないよりは知っていた方が良いという話をさせて頂きました。